ゴルフクラッシュ 風補正の基本③ ~Golf Clash Tips #04~
前回の【風補正の基本②】では、使用距離の影響、すなわち前後方向の影響について、次の3点解説しました。今回は、高さ方向によって変わる補正量についての解説をします。
《前回までのお話》
1. ターゲットリングのサイズは距離で変わること
2. 使う距離で、リング基準の補正量が変わっていくこと
3. 使う距離比を掛け算すれば、補正量の簡易計算ができること
打ち上げ、打ち下ろしの影響
距離も考慮して、ちゃんと補正したつもりでも、まだまだ、あわなくなるポイントがあります。その一つが高低差です。
ツアーが進んでくると、高さ方向、高低差の大きいホールがでてきます。たとえば、こんな感じのホールは、打ち下ろしですね。
そして、こんな場合は、打ち上げです。俯瞰視点だとわかりにくいですが、右側のようなショット時の画面でみるとしっかり打ち上げに見えますよね。
こういう高低差があると滞空時間がかわるので、風の影響を受ける時間が変わります。そのため、流される量がかわってしまうのです。打ち上げでは、早く地面に到着しますし、打ち下ろしでは、時間がかかります。しかし、ボールが飛んでいる時間は、わずか3秒~4秒ぐらいですし、高低差で変わる滞空時間ともなるとわずか1秒以下でのレベルの話ですが、そんなに影響するのでしょうか。
実は、これがとっても大きく影響するのです。図は、同時にショットした場合に着地までの時間を計測して比較した結果です。この時は、0.67秒も差がありました。一番風に乗っている最後の時間が増えたり減ったりするので、影響が大きいのです。場合によっては、風影響が±40%も違ってきます。それでは、滞空時間を推定して、ずれる量を修正するにはどうすればよいでしょうか。
まず、補正方法ですが、落下地点付近までの高低差により、補正量を割り増したり割り引いたりしてつかいます。10%増し、20%増しとか、8掛け、9掛け、というやり方です。距離での補正と同じですね。
打ち上げ、打ち下ろし具合の調べ方
どのくらい、ずらすべきかの情報は、ggrks。コース情報は、ネット上にいくらでもありますので、以下、見に行ってみてください。
では、コース情報を調べ、コース毎に高低差の補正値を知っておかないといけないのでしょうか。そんなことはありません。見た目で判断して、何回かプレーしながら微調整していく方法でも全く問題ありません。自分の目でみて判断しプレーから学習していくほうが、より上達できると思います。目安をご紹介しておきますので、しっかり高低差を意識しながらプレーしてみましょう。
下の図は、ショット画面にしたときの状態です。ここで、落下地点の画面位置を確認します。ショット位置での視野方向は、一定の角度で固定されていますので、落下地点付近が画面の高さ方向の、どのあたりに描かれているかで判断できることができます。
打ち上げ、打ち下ろしを加味した計算例
もちろん、使う距離でも微妙に落下量は違いますが、おおまかな目安にはなります。
さて、この補正。なんか見覚えないですか。そう、使う距離で補正した時と同じですよね。使う距離が90%なら、風速に0.9かけて使う。打ち下ろしで10%増しなら、同じように1.1かければいいですよね。
例えば、正確性50のクラブで、距離で90%、打ち下ろし10%増しっていうなら、
正確性:50 、飛距離比率90%、打ち下ろし20%増しの時
1リング分ずれる風 = 3-正確性/50 = 3-50/50 = 2
ずらし量(リング)= 風 ÷(3-正確性/50)x 距離比率
x 打ち下ろし率
= 6 ÷(3-50/50)* 90% * 120% ≒ 3.24
⇒ リング3.24個分ずらす
ごるくら流 簡易計算の拡張
数式が段々増えてきました。めんどくさいですよね、計算。
ティーショットとかシュートアウトなど、大抵、どのクラブでどこを狙うかきまってますから予め計算しておけば早いです。
さっきの例だと、
飛距離比率90%、打ち下ろし20%増しなので
0.9x1.2 = 1.08 ≒ 1.1倍
風をx1.1倍して、基本補正の1リングあたり2で補正すればよい
風6なら、ずらしは風で6.6相当
基本補正が2とすると、リングで3.3個分
ほら大体あってるでしょ。
毎回、飛距離と打ち下ろしで計算してもいいですが、ここのショットは、距離、高低差の両方コミで80%、とか、こっちのショットは110%、とか、あらかじめ覚えておけば早くて楽。大した計算はしなくてもいいのです。
こういう概算だと、微調整もしやすくなります。例えば、両方加味して、110%と計算して、補正もショットも正確だったとしましょう。でも、ちょっと補正が大きかったなと気づいたら、次は105%計算にしようとか、調整していきやすいのです。
簡易計算のススメ
簡易計算をおすすめしているのが、なぜかというのを一言でいえば、
「自分の結果をみて学習しやすい」
からです。
距離や高低差、追い風向かい風、ボール種類などすべて、バラバラの計算をどんどん上乗せしていって調整値を計算するのだと、結果が悪かったとしても、いったいどの見積もりが悪かったのかわかりません。
ここまでの解説だけでも、距離と高低差の二つで補正量を計算するようになりました。もし、結果がちょっとずれてるなぁと思ったとしても、距離、高低差のどちらをなおすべきか、わからないです。そもそも、高低差をググって調べて20%としていたとして、「いや、ここは18%にしたほうがいい」とか、自信もって微調整できるわけないですよね。
クラブ変わったり、ボールが変わったりしても、同じところ狙うのであればこの比率は本来変わらないはずなので、ショットの度に、実際の落下地点から、この補正比率値を微調整することができます。それを注意していれば、慣れれば慣れるほど上手く補正できるようになるわけです。
まあ、ティーショットでフルショットする場合に限っては、飛ばせる距離がボールやクラブで変わってくるので、注意が必要ですが、シュートアウトの場合はほとんど同じところ狙うと思います。この場合、この補正値の微調整をしていくことができるのは大きいと思います。
補正を正確に計算しようと、あれで何%増しして、これで何%減らして、リング1つあたりが2.13で、なんてやるより、全部で90%でみたけど、ちょっと大きすぎたから、次回は80%とか85%にしようっていうほうが確実に上達すると思います。そもそも、2.13の0.03分なんて、オーバーレイでラインを入れてたって補正できないですからね。
前後・上下の次は?
左右って言いたいところですが、左右というより、前後②かもしれません。左右の横風と向かい風・追い風は影響が違うので、ここを修正します。
乞うご期待。
解説動画もあるよ
解説を動画にして、Youtubeに置いてありますので、よかったらそちらもご覧ください。
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